工場の派遣で働いてみたい。でも何となく工場って底辺って感じがする。実際はどうなの?
こんな疑問にお答えしていきます。
この記事を書いている僕は現在、自動車工場の派遣で働いています。ちなみにその前は8か月ニートをしていました。
工場派遣って世間では何となく底辺ってイメージにとらわれがちですよね。
閉鎖的な空間で人の目にも映らない、何となく暗い感じがします。
確かに僕も働いてみてそのような感覚は感じているのですが、正直そこまで底辺って感じはしません。
今回は工場派遣は一概に底辺とは言えない!手取り15万、ボーナス無しの中小企業の正社員なんかよりはマシだ!
という内容で話していきたいと思います。
- 工場派遣って派遣だからなあ。
- なんか世間の目が気になるなあ。
そんな感じで工場派遣が気になるけど一歩が踏み出せない。そんな人には参考になると思います。
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工場派遣が底辺と言われる主な理由3選
現在僕は自動車の工場派遣で働いているわけですが、実際に働いてみてここが底辺と言われる理由なんじゃないか、というものがあったのでそれを紹介したいと思います。
それは以下の3つです。
- 3K(きつい・汚い・危険)だから
- 正社員ではない
- 同じ作業の繰り返し
こんなところが底辺と言われる理由なのかなと思いました。
3Kだから
3Kとは、きつい・きたない・危険のことです。
僕が工場派遣で働いてみて、確かにこの3つは当てはまるなとすぐにわかりました。
僕は自動車工場で働いているのですが、自動車工場は工場派遣の中でもトップと言っていいほどきついです。
配属される工程にもよりますが…。
毎日300前後、繁忙期は400台に迫る台数を毎日生産するのですがそれがラインに乗って自分の前を通過していきます。
そのたびに変な態勢で部品をつけたり立ったりしゃがんだりを繰り返すんです。
ようは上記のようなことを毎日300~400回繰り返すことになります。
1回1回では大したことない動作でも、毎日何百回と繰り返していたら必ず体が痛くなります(泣)。
僕も今自動車工場の中では比較的楽な工程にいるのですが、それでもずっと立ちっぱなしですし1日働くとくたくたです。
また工場は機械で部品を加工したり、鋭利なものを扱っていることが多いので確かに危険と言えます。
僕がいる工場でも毎月数件は労災が発生していて手を切ったり指を挟んだりといったものが多いです。(もちろんマニュアル通り行っていれば怪我はしなくて済むのですが)。
直近では僕と同じ組にいる派遣の人が、足をくじいてじん帯を損傷し急遽退職しました。
そしてもう一つ、汚いに関してはこれは一部の工場だけ当てはまります。
油や薬品を扱ったり機械の加工で粉塵が舞ったりなど、このような仕事ではない限り汚れるということはありません。
僕がいる工場も全く汚れないですし、半導体系や精密・電子機器の組み立てや検査等の仕事であれば汚れはおろか肉体的にも楽だし危険もありません。
ただやはりまだ工場というのは3Kのイメージが強いので、それが底辺と言われてしまう理由の一つなのかなと感じましたね。
正社員ではない
単純に派遣は非正規雇用で正社員ではないから底辺だ、というのもあるでしょう。
確かに工場派遣は派遣なので、業績が悪ければ切られたりします。
しかし逆を言えば、業績が好調であればたくさんの人数を採用するということです。
特に工場派遣は世間の動向やニュースなんかを見ていれば、
この業界はこれから生産が忙しくなりそうだ。
というのがよくわかります。
例えば自動車工場なんかはコロナのでの部品不足が解消し、これから各社増産体制に入ります。
半導体業界では巣ごもりで家電やスマホの売り上げが好調で、人をたくさん欲しがっています。
こうした動向を常にチェックし、忙しい業界に応募する等すれば切られることを気にせず働くことができますよ。
さらに人を欲しがるということは給与などの待遇がグーンと上がるということも意味します。
- 寮費1年間無料
- 時給1800円
- 入社祝い金60万円
こんな求人が結構あります。
これだけいいとその辺の会社なんかよりはよっぽど稼ぐことができてしまいます(年収400万以上)。
このような事実を知らず、ただ非正規だから底辺だ。と言われてしまうのでしょう。
まあ仕方ないですよね。
同じ作業の繰り返し
工場派遣は基本同じ作業の繰り返しです。
部品を取り付ける、不具合がないか検査する。
これを永遠と繰り返します。
人とコミュニケーションをとることも、仕事中はほとんどありません。
みんなで結束しこのプロジェクトを成功させよう。
こんなものはありません。
その分責任とかはないので楽なのですが、人によっては底辺に感じてしまうのも無理はないでしょうね。
工場派遣は一概に底辺だとは言えません
ぶっちゃけ、工場派遣は一概には底辺とは言えません。
なぜなら下のような理由があるからです。
- 普通に稼げるから
- 福利厚生が割としっかりしている
普通に稼げるから
すべての工場派遣が稼げるというわけではありませんが、時給がそれなりに高い仕事も多く普通に給料は良いです。
例えば自動車工場の派遣なんかは仕事自体はめちゃくちゃきついのですが、その分破格の給料です。
手取りは20万以上行きますし、そのほか先ほども言った寮費無料、入社祝い金何十万といった特典もあります。
それ以外にも時給1200円くらいの仕事もたくさんあります。
自動車工場はマジきついです。体力に少しでも自信がない人は自動車系は避けましょう。それでも時給のいい仕事はたくさんありますよ。
正直地方の中小企業で手取り15万で正社員をやるよりもよっぽど、サービス残業だらけのブラック企業で働く方がよっぽど工場派遣の方が良いです。
僕も大学を出て一社目に就職した会社(ドラッグストア)では店長でも手取りが17、8万しかなく、その割に責任が重くそれが嫌で辞めましたが、今働いている工場派遣の方が待遇が全然いいです。
それのどこが底辺と言えるのでしょうか?
※気になる方は僕も利用した工場求人ナビをみて見てください。
すごい好待遇の仕事が多くありますよ。
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福利厚生が割としっかりしている
工場派遣は大手の派遣会社を選べば福利厚生もしっかりしています。
- 大型連休がある
- 社会保険に加入できる
- 万が一派遣先が休業になっても休業補償が出る
- 残業代がしっかり出る
派遣だから正社員の方が将来的に安定だろと言われればそれまでですが、上記のように休みがしっかりあるしサービス残業はありません。
また僕がいる派遣先は半導体や部品不足で休みが多い月がありましたが、通常60%のところ80%休業補償が出ました。
正直保証はないだろうなと思っていたので「マジか!出るのか!」とびっくりしました。
正社員でもなかにはボーナスがなかったり、あってもほんの僅かというところが結構ありますよね。
そのような会社と比べれば時給がいい分、工場派遣の方が稼げちゃいますよ。
僕は工場派遣で働いて良かったと心から思っています。
この世の中に底辺な仕事はない
そもそもなのですが、僕はこの世の中に底辺な仕事なんてないだろと思っています。
なぜならどの仕事もその人がいないと世の中大変なことになってしまうからです。
- 工場→物が作れなくなり不便な生活になる
- トラックドライバー→食品、日用品が買えなくなる
- 清掃員→汚れたままで汚い
- 工事作業員→インフラの整理ができなくなる
工場以外にも上記の職種はいいイメージがないですが、とはいえ働く人がいなくなったら我々の生活が成り立たなくなります。
工場派遣も派遣社員がいるからこそ売り上げを上げることができ、ものを製造することができるんです。
むしろこれらが底辺というよりは、これらを底辺と言っている人の方が底辺です。
どの仕事にもきつい部分、やりたくない部分があります。
でもそれと同時にやりがいを感じる部分も存在します。
もし興味のある仕事があるなら、その仕事が世間ではよく思われない仕事でもやってみるのがいいと僕は思います。
世間の目を気にするより、自分のしたいことをしたほうが人生楽しいですからね。
工場派遣は底辺ではない!興味があるならまずはやってみよう!
今回の記事をまとめると、
- 工場派遣は3K、単純作業、非正規だから底辺だと言われる
- 稼げるし、大手の派遣会社なら福利厚生も良いので一概に底辺とは言えない
- 世の中に底辺な仕事はない
僕も最初は工場派遣で働くのは不安でした。
ドラッグストアの正社員の仕事を辞めなければよかったかな?
あれほど嫌だったドラッグストアも上記のような考えが一瞬ちらつくこともありましたね。
でも思い切って工場派遣に応募し実際に働き始めたら、
やっぱりドラッグストア止めて正解だったわ!こっち来てよかった。
本気でそう思っています。
躊躇しているとどんどん時間は過ぎ去ってしまいます。
興味があるのなら思い切って行動してみましょう!
今回は以上です。
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